- 2016/12/08
長崎県松浦市 【長崎県松浦市 レポート】福島国家石油ガス備蓄基地における平成28年度国家備蓄石油ガス放出訓練の実施
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、国から委託を受けて管理している福島国家石油ガス備蓄基地(長崎県松浦市福島町、以下「福島基地」という。)において、12月4日(日)、平成28年度の国家備蓄石油ガス放出訓練を実施した。
福島基地の放出訓練は緊急時等を想定し、国が備蓄する石油ガス(以下「国備ガス」という)を隣接する操業会社の低温タンクへ放出するもので、プロパン、ブタン共に300トンの放出を実施。
本訓練はJOGMECが主催し、福島基地の操業会社である九州液化瓦斯福島基地株式会社が実施主体となって行った。
福島基地は平成17年10月から操業を開始しており、緊急時の国備ガスの放出を想定した訓練を平成20年度から毎年実施し、今回が9回目となる。
訓練の実施にあたっては、プロジェクター等の活用による作業手順や運転状況の説明、訓練従事者の役割別に色分けしたビブス着用による指揮・命令系統の明確化等、訓練内容の「見える化」を導入するとともに、訓練の実行性の検証を第三者機関(日本LPガス協会)により受けるといった新たな取り組みを行った。
訓練では訓練従事者の意識も高く、各種作業手順や関連機器設備の作動確認等を本番さながらに実施し、計画どおりに無事訓練を終了した。